1975年創業、以来西尾の運送業者として歩みを進めてきた丸定運輸。地域へのルート配送や全国配送、小口配送など物流のリーディングカンパニーとして経営している。現場では、ドライバー、事務スタッフがそれぞれ連携しながら、荷物内容や荷主、配送先などに応じて臨機応変に対応することが求められる。社長の宇野友博さんは「お客様と共生し歩み続ける、を理念として取り組んでいます」と語る。

配送する中で、利用者にとってより良い方法を探すことはもちろん、配送ドライバー側にもメリットがあるよう考えながら、日々改善を意識しているという。

まさに「共生し歩み続ける」エピソードをひとつ聞くことができた。配送トレーラーに工夫を施し、通行料金を従来よりも抑えることに成功。さらにそのトレーラーであれば通常トラック2台分の量を1台で運べ、配送コストの削減にもなり、ドライバーの負担軽減にも繋がった、そんなエピソードだ。改良の心掛けがなければ至らなかった発想であり、いち早く改良に取り組み物流業界全体にも影響を与えた、それが丸定運輸である。

「今後も共生の輪を広げ、年輪企業を目指します」と宇野社長。同業だけではなく他業種との交流も積極的に行っている同社は、西尾の運送会社として繋がり・人脈を大切に経営を続けていく。