「日本酒はおじさんが飲むお酒」そんな風に思っている人はいないだろうか。今、日本酒事情は変化の兆しを見せている。地元で長年愛されてきたやっこ酒店の4代目、犬塚さんは3年前に修業を終えてここ西尾市に戻ってきた。

「最近はどこの酒蔵さんも世代交代をしてパッケージやデザインがおしゃれでかっこいいものが増えてるんですよ。もちろん味は伝統ある米の美味しさを活かした日本酒で、うちにも自分が美味しいと感じたお酒しか置いていません」と熱心に語る犬塚さん。日本酒をもっといろんな人に知ってもらうため、店に帰ってきてまずしたことが、新しくラインナップを追加することだ。

大学時代、共に酒造りを学んだ仲間たちがつくる、犬塚さん一押しの銘柄だという。

さらに、若い人が日本酒に触れるきっかけになればと中心市街に「SECOND HOUSE」という飲食店をオープンした。ロンドンバスをリノベーションしたかわいらしい見た目で、中では10種類以上の日本酒を飲むことができる。写真撮影目的でも、カフェ間隔で寄って少しでも日本酒に近づく機会を作りたいという犬塚さんの思いが込められた店だ。

大きな瓶で購入する必要はない。まずは軽く試飲をしてみてはいかがだろうか。