市内各所で「放課後等デイサービス ココトモ」を運営する株式会社まなぶはこの春、「manabu高等学院」というさまざまな事情や、就学上の悩みを抱えた生徒たちが通うための通信制高校サポート校をオープンする。「これまではココトモという形で小学生以下の子どもたちに寄り添ってきました。その子たちが大きくなって、小学校1年生と高校3年生では抱える悩みが違います。施設を分けて高学年向けに作るのは言わば当然の流れでしたね」と語るのはセンター長の中川さん。一人ひとりの個性に合わせて、伝えるべきことを絵に描いて伝えてみたり、工夫を重ねてきたという。

そんな中川さんには目下目標がある。それは心理士の資格を取って、心理検査をできるようになることだ。感覚的なものだけでなく、より効果的に支援を行えるようになりたいのだという。

すべての事業所を西尾市内に構える㈱まなぶ。「地域の問題を解決する一助になれれば」と中川さんは未来を見据えて言った。