海苔だけで食べて選んでみて 【兼安】
2022.03.25
明治創業の老舗海苔問屋
産地問屋だからこその強みとは
産地問屋だからこその強みとは
吉良町に店舗を構える乾海苔産地問屋の株式会社兼安は1800年代後半に創業。元は市場だった同社だが、先々代の社長が海苔問屋として方向転換。以来地元民から長年愛され続け、今では全国からネット販売の注文が届く。代表取締役の加藤安徳さんは学校卒業後、東京の商社で経営のノウハウを学び、2002年に同社に入社した。「問屋には産地問屋と消費地問屋というものがあります。弊社は産地問屋といって、産地ならではの知識と経験が強みです。海の状態や実際の獲れ高など、タイムリーに産地で見ないとわからないことがたくさんあります」と加藤さんは語る。
愛知の海苔の収穫は冬のシーズンに10回行われる。そのまま1回~10回と呼び名がつき、加藤さん曰く若く収穫した海苔ほどやわらかく美味しいとのことだ。
兼安では焼きのり、焼いていない乾海苔、味付海苔の3種類を販売している。焼いていない乾海苔は磯の香りが漂い、それを目当てに来店するファンも多い。「昔は家のストーブなどでみんな焼いてから食べてたんですが、今は焼いた状態で販売されることがほとんどですね。ぜひ味の違いを味わってほしいところです」と加藤さん。
贈り物、お土産としても人気の海苔を是非一度試してみてはいかがだろうか。
+ DATA +
店舗名 | 乾海苔産地問屋 兼安 |
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住所 | 西尾市吉良町吉田伝蔵荒子4番地 |
連絡先 | 0563-32-0045 |
営業時間 | 9:00~17:30 日曜定休 |