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コロナ禍でも奮闘する西尾の事業者の今を伝える

絵本大ぢょうちん復刻に向けて

2020.10.20

大提灯まつりは、愛知県西尾市にある450年以上の歴史を誇る神社、三河一色諏訪神社のお祭りで、県の有形民俗文化財にも指定されています。
全長6~10mの巨大な提灯6組12張が登場し、夕暮れにゆらゆら揺らめく様は圧巻そのもの。
提灯に描かれた神話や歴史などの時代絵巻が漆黒の夜空に浮かび上がり幻想的な世界を楽しむことができます。

遡ること35年前、昭和60年に刊行された大提灯まつりの成り立ちを紹介した「絵本大ぢょうちん」
現在、元版はなく廃盤になってしまったため、復刻を目指しています。

当時、一色町は幡豆郡に属していましたが、現在は合併し西尾市になりました。
これからの西尾を担っていく子供の世代に、西尾市一色町の祭りとして自覚してもらいたいという想いを込め、今回のクラウドファンディングに挑戦しました。

450年の歴史をもつ大提灯まつり。
そんな全国的に歴史あるお祭りに危機が訪れています。
それは人が動員できず、継続が危ぶまれているということ。

一色のお祭りとしての誇りは勿論ありますが、
このままではお祭り自体が消滅してしまう可能性もあります。

「一色のお祭り」や「西尾のお祭り」など意地を張らずに、どうにか多くの人に大提灯まつりに関わって欲しい。
お祭りを継続させるために今後の若い世代はもちろん、旧西尾市の方々にも「西尾市一色町のお祭り」として認識してほしいという気持ちがあります。

西尾市のお祭りとして愛着を持って頂くために今回のクラウドファンディングで支援してくださった資金で「絵本大ぢょうちん」を復刻させ、小学校に配布します。

絵本大ぢょうちん復刻委員会が復刻の取り組みを始めた時は広告収入を得て、支援してくださった方々のお名前を記入した別の冊子を作る予定でした。
しかしコロナが流行してしまい、直接お家や企業に伺って会いに行きにくい状況になってしまいクラウドファンディングに切り替えることになりました。

クラウドファンディングに切り替えたことで当初目標にしていた復刻する冊子数はだいぶ減ってしまいましたが
成功すれば、教育委員会に1000部以上は寄贈することができます。
これは若い世代に大提灯まつりは西尾のものと周知するには効果は絶大です。
絵本大ぢょうちん自体、昔の出来事を詳しく豊富に書いており、歴史的資料としてもとても価値があり、郷土の歴史学習の資料にもなります。

もし可能であればのこった冊子は大提灯保存会に寄贈し、遠方からお祭りに来た方々に、どういうお祭りか説明するための資料にしてもらいたいと考えています。

現在まで続いている歴史あるお祭りの「継続」について考えた結果、次世代に引き継ぐにはお祭りの捉え方を大きな視点に切り替える必要があるという結論が出ました。
その一環として今回のクラウドファンディングの挑戦の意義があります。

現在、クラウドファンディングで支援を募っています。
ご支援いただいたリターンとして、「絵本大ぢょうちん」復刻版本誌を1冊お送りいたします。
▼詳細はこちらからご確認ください。
絵本大ぢょうちん復刻 / クラウドファンディング

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