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コロナ禍でも奮闘する西尾の事業者の今を伝える

株式会社イナモクの挑戦

2021.04.27

コロナ禍でも奮闘する、西尾の事業者の今を伝える継続のチカラ。
もうすぐ創業 70 周年を迎える株式会社イナモクの代表取締役 稲垣淳央さんにお話を伺いました。

株式会社イナモクでは、西尾市内で食品加工機や、各種自動装置の設計・オーダー生産を行なっている会社です。

全ての機械を自社開発で行っており、お客様の要望に合わせて、1 つずつ手作りで制作しています。
カットされた野菜は、全国のチェーン店や、スーパー、コンビニ、学校給食などで使用されています。

創業当初は、建材の防火材など丸太を削ったり、高級果物の緩衝材を作る会社でしたが、1993 年 頃から野菜の加工機を作り出しました。
現在、制作した機械は全部で 30 種類以上を超え、この分野のメーカーとして全国でも高い評価を受けています。

工場の中には、古くから使われている工作機が並び、今も現役で使用されています。 趣のある雰囲気に、会社の歴史を感じます。

納品先は北海道から沖縄まで全国に渡ります。そのため社長や社員が、日々各地に出向いて納品 やメンテナンスを行っています。

社員の年代は 30~50 代が中心。
野菜のサイズやお客様からの要望も様々なため、全ての機械がオーダーメイド。プラモデルを作 っている感覚で製造工程が進みます。
絵で描いても物を形にしないと、うまくできるかわからない。そこには流れ作業にはない、面白さがあるとお話いただきました。

今後は、画像認識などの機能も取り入れたさらなる高性能な機械の製造や、海外での展開も視野に入れつつ、事業を展開されています。

コロナ禍で、時代のニーズが変わる中、新たな挑戦に向け、人材の確保を検討されており、
ハローワークと西尾市役所が共同で取り組まれている企業と人材のマッチング事業 ワンステップ に申し込まれるとのことで、
求人に関してのお話もお伺いすることができました。

ワンステップとは、就職氷河期世代(学校を卒業する年代の時にリーマンショックやバブル崩壊 により正規雇用が難しかった 35 歳以上 55 歳未満の方)と企業のマッチングを促進させる取り組みです。

西尾市の製造業71社が登録している「ほんものづくり隊」にお声掛けさせていただき、協力い ただける企業の中から毎月1社をピックアップし、ハローワーク西尾内に設置する特設コーナー で紹介していきます。

ワンステップを活用すると、

1、ハローワークの玄関ホールに自由に使える 1 カ月間の PR スペースの設置。

2、リーフレットの設置。

3、就職した場合、企業に年間 60 万円の助成金。など、様々な採用に関しての特典を受けることができます。

コロナの影響で、企業側の求人は 3 割減、求職者は現在は 2 割~3 割ほど増えているそうです。

ハローワークでは、3 密を避けるために、電話や zoom で職業相談などのオンラインでのサービ スもスタート。

西尾市にはブラジルやベトナムから来た外国人の方も多いため、通訳ができるスタッフを在中させたり、マスクの習慣のない外国人に入り口でマスクを配布するなど、日々、対応の改善を実施しています。

時代の変化にじっと耐えるだけでなく、この機を好機とみなし、時間がある今だからこそ、新入社員にしっかりと技術を伝える。

目線を変えるだけで、コロナ禍の現状も、前向きに捉え、前進することができるのではないでしょうか。

 

株式会社イナモク

https://inamoku.jp

〒444-0305 愛知県西尾市平坂町地領分

☎︎ 0563-59-6252

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