【しあわせの緑のロンドンバス第一弾】SECOND HOUSE

2022.07.01

コロナ禍でも奮闘する西尾市の事業者の今を伝える継続のチカラ。
今回からは、まちづくり会社「株式会社城下町PRIDE」によって西尾のまちなか本町通りに設置された新スポット「しあわせの緑のロンドンバス」（西尾市本町22）で新規事業に挑戦する事業者の方にお話を伺います。

第一弾は、ロンドンバスで週末限定のcafe&bar「SECOND HOUSE」を運営するやっこ酒店の4代目犬塚さんにお話を伺いました。
（第二弾「食菜花mononcle」取材記事はこちら）

日本酒に触れる機会を若者へ

2019年、地酒を中心に日本全国のお酒を扱う平坂の老舗酒屋「やっこ酒店」に犬塚さんが4代目として戻りました。家業としての伝統を引き継ぎながらも、若者に日本酒に親しんでもらう機会を増やそうと新たな取り組みを始めます。

若者の酒離れが叫ばれる中感じていたのは、そもそも日本酒に触れる機会がなく、成人してお酒を飲めるようになっても、チェーン店の居酒屋ではおいしい日本酒が置かれていないという課題。
そこで、若い人に日本酒の情報を届けようと、これまでも行っていたTwitterやInstagramなどのSNSでの発信強化や、実際に自分が飲んでおいしいと思ったお酒を新しくお店に置いたりしました。

まちなかから日本酒の良さを広げていきたい

そんな中出会ったのが「しあわせの緑のロンドンバス」。
お店のある平坂地区で元々試飲イベントをやっていましたが、駅から遠く車以外では来るのが難しいため、西尾駅周辺で角打ちのようなことができないか検討をしていました。
中心市街地にできた新たな名所に出店できるという話を聞き、金土日の週末限定でやっこ酒店の2号店として昨年12月に「SECOND HOUSE」をオープンしました。

カフェのように気軽に入りやすいSNS映えする外観・内観に、やっこ酒店で扱っている缶詰やおつまみをアレンジしたフードメニューを用意。

もちろん日本酒は酒屋の目利きで厳選したものを10種類以上用意し、季節に合わせて銘柄を変えているため、行くたびに新しいお酒に出会えます。
人気の3種飲み比べセットは、初心者でも楽しめるよう一杯の量を通常より少なくし、タイプの違ういろんな種類が楽しめるよう工夫されています。
店員さんにおすすめを選んでもらうこともでき、気に入ったお酒を後日やっこ酒店に買いに来られるお客さんもいるそうです。