「撮る」ことで人生の手助けを 【板倉写真館】
2022.02.04
またある時には就活や婚活用の写真撮影でその後の人生に関わるような写真を
「カメラマンの仕事」と言えばどんな想像をするだろうか?多くの人は写真を撮影したらプリントやデータをもらう、そんな風に考えるだろう。しかし板倉写真館の店主、板倉啓介さんは言う。「明るさや余計な映り込みの削除、色味の調整など、そのままプリントできる品質で納品します。せっかく写真館で撮影したなら普段の自分よりちょっとアガった自分を見てほしいじゃないですか。加工も含めてプロに頼んでよかった、と楽しんでもらいたいです。」以前は自分の店でプリントまで全て行っていたからこそこだわることのできる部分だ。
取材中、「作品をいくつか見せてほしい」と頼むと、意外な答えが返ってきた。「写真はお客様のためのものなので、僕はあまり自分の作品とは呼びません。趣味ではなくプロとしてやっている以上お客様本位のものである必要があると思います」写真館として長年生計を立てる板倉さんだからこそのこだわりである。
板倉さんへの仕事の依頼は、人物を写すものが多く、保育園の遠足や学校の修学旅行などにもついて行く。子ども達の笑顔を撮るのはもちろん、行事や旅行の思い出を演出するため、写真にストーリー性を持たせることも重要だそうだ。
写真に写っている衣浦グランドホテルとも専属契約しているが、感染防止のためホテルそのものが休業中。世の中全体の事態の終息と一日も早い営業再開を願っている。
七五三などの行事、それに就活や婚活用の写真での利用も多い。「特に就活、婚活で使う写真を、あまり真剣に考えたことのない人には来てもらいたいです。写真で合格、写真で婚約、とはならないかもしれないですが、少なくとも写真で損はしてはいけないと思います」
そう語る板倉さんの顔は、人生の一助となるかもしれない、そんな写真を撮り続けてきた責任感に溢れていた。
店舗名 | 板倉写真館 |
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住所 | 西尾市中町40 |
連絡先 | 0120-999-510 |
営業時間 | 9:00~19:00(水曜定休) ※撮影で出かけていることがありますので電話予約をしてからの来店をお願いします |