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コロナ禍でも奮闘する西尾の事業者の今を伝える

創業118年の尊皇蔵元が挑む新たな酒造り

2022.01.21

コロナ禍でも奮闘する、西尾の事業者の今を伝える継続のチカラ。
今回は、昨年に引き続き三度目のクラウドファンディングに挑戦中の「尊皇蔵元 山﨑合資会社」さんにお話を伺いました。
※前回のクラウドファンディング記事はこちら→「杜氏の挑み酒」尊皇蔵元山﨑の挑戦

 

幡豆の地で118年にわたり酒造りを続けてきた山﨑合資会社では、試験醸造と称して、毎年使用米や精米歩合などを変えながら新しいお酒に挑戦しています。現状維持では後退していってしまうという考えから、コロナ禍というピンチの中でも新たな酒造りを模索しています。

蔵元史上初の麹菌に挑戦

愛知県産の酒米「夢吟香(ゆめぎんが)」を使用して平成25年に発売した「山﨑醸夢吟香DREAM純米大吟醸原酒」。
アサギマダラをモチーフにしたラベルが目を引くこのお酒は、甘みのあるフルーティーな味わいが特徴で、日本国内だけでなく海外でも愛飲されています。


今回の試験醸造では、創業118年の歴史で初めての麹菌を使用し、「山﨑醸夢吟香DREAM純米大吟醸原酒」のリニューアルに挑戦しています。
お酒を造る過程では、蒸したお米に麹菌をふりかけることで麹にしていきますが、この麹菌を甘みのあるものに変えることで、よりジューシーで旨みの深いお酒を目指しています。

受け継がれてきた職人の技術

地元素材へのこだわりとあわせて、毎年の挑戦を支えているのは手作業による職人の技術です。
自家精米にこだわることで米の状態に合わせた丁寧な精米ができるほか、吟醸酒以上の洗米・吸水過程ではすべての米を10キロずつに小分けした上で、一つ一つ秒単位で浸漬時間を調整しています。
気候やお米の出来具合によって通常はその年その年で酒質にブレが生じると言いますが、こうした手間ひまかけた職人技により安定した酒質を保っています。

三種類の飲み比べを楽しんでほしい

今回のクラウドファンディングでは、蔵元初の麹菌で造った新たな「山﨑醸夢吟香DREAM純米大吟醸原酒」の生酒・火入れ・うすにごり微発泡の三種類がリターン品として用意されています。
発泡感による爽やかなのどごしの「うすにごり」は食前酒に、すっきりとした味わいの「火入れ」は食事と合わせて、搾ったままのジューシーな「生酒」は食後酒としてお酒そのままの味を楽しんでほしいと言います。
また、リニューアル前の「山﨑醸夢吟香DREAM純米大吟醸原酒」とのセットも用意されていますので、麹菌の違いを飲み比べてみるのも面白いかもしれません。

守り続けてきた伝統や技術を受け継ぎながら、日々試行錯誤を繰り返す山﨑合資会社の市場に出回らないここだけの挑戦をぜひ味わってみてはいかがでしょうか。

クラウドファンディングプロジェクトページはこちら↓
https://www.makuake.com/project/trialbrewing_yamazaki/

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